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勉強の方法「PT-OT-STネットは見なくていい」

普段あなたはどのように勉強してますか?

外部研修に行く時はどこから申し込んでますか?

昔の僕はよく「PT-OT-STネット」を使ってました。

日付け毎に開催される研修会の一覧表示があって、
めっちゃ便利ですよね。

でもある時期から全く見なくなりました。
それは、

「PT-OT-STネット」から参加申請した研修会の内容はほとんど頭に残ってない

ってことに気がついたからです笑

僕が職場の療法士を対象に行ったアンケート(回答数31)では、
約3割の職員から「先輩の勉強方法を知りたい」
と意見が寄せられました。

今回は僕が試行錯誤してたどり着いた、
勉強会に対する心構えを書いていきます。

勉強会は一つのビジネスになっている

PTの給料が安い、って思ってる人は多いと思いますが
ざっくりと給料を上げる方法として考えられるのは、

・管理職になる(職場によっては無理難題だったりする)
・転職する(失敗したときのリスクがでかいしエネルギー使う)
・勤続年数を増やす(昇給は微妙なところが多い)

ってところですかね。きびしー笑

そこにもう一つ、
「教える側に回る」って項目を付け加えておきます。

要はセミナー講師になる道です。

僕が新人療法士だったころと比べて、
講習会の数はかなり増えていると感じてます。

「自分のスキルを社会に還元して多くの療法士の力になりたい!!」
って熱い気持ちもそりゃあるでしょうけど、

「稼ぎたいから」という理由で開催してる勉強会だってかなりの数あるんじゃないか?

と僕は思ってます。

参加費が安い場合、
「売名目的」で多くの人を集めている団体もあるでしょきっと。

みたいに疑ってます。

うーん・・・
性格悪いなぁ笑

でもね。
主催者にとって費用対効果がいいんですよ、セミナーって。

小数対多数での開催だし、
会場押さえれば必要経費もそれほどかからないし。

最近だと、
自費診療でリハビリを提供している団体が主催するセミナーの数が増えている気がします。

主催者側の戦略を見抜く

意識してない人が多いですけど、
研修会の告知ページにもいろんな仕掛けがあります。

「明日から結果が出せる!」
と即時効果を謳うのはコピーライティングの基本だし、

「ベーシック」「アドバンス」
みたいなコース別にしてるのは、導線を明確にして顧客を逃さないための戦略です。

「参加者の声」
を掲載しているのは社会心理学で言うところの社会的証明(うまいラーメン屋には行列ができるはず)の応用です。

他にもあります。

色彩効果を利用した感情操作とか、
YouTubeの動画を活用した信頼感の向上とか、
無料メールマガジン登録者(潜在的な顧客)への教育とか、

きりがない。

これらは全て、「商品を売る」ために考え出された戦略です。
マーケティングの技法です。

そして、
セミナー主催者が提供している商品は「情報」であり「技術」です。

誤解して欲しくないんですが、
別に僕はそれが悪いことだとは思いません。

ただし、
そういう思惑が働いている(可能性がある)という認識は持っておいた方がいい。

PT-OT-STネットを使った正しい研修会の探し方

僕は以前、休みが決まってから研修会を探してました。

「来月は7日が休みか・・・何か面白そうな研修会ないかな」
って。

でもこれ、順番が逆なんですよ。

「肩関節の治療について学ぶ研修会が7日にあるから、その日に有給入れよう」

正解はこっちです。

研修会は能動的に参加しないと意味がない

「なんとなく」で受けた研修の多くは無駄になります。

これは過去72回以上外部研修に参加して80万近く使ってきた僕が断言します笑

そりゃ、どんなものにも意味を見出すことはできますよ。
「社会勉強になった」と言えば大抵のことは許容されるから。

現に過去借金を背負った経験のある僕が言いますけど笑

でも全くもって効率的じゃない。
しなくていい努力はしない方がいいです、ほんとに。

もったいないのはお金じゃなくて時間です。

お金は働けば取り戻せますけど、
「20代の今この瞬間」はどうやったって返ってきませんから。

研修会に参加するなら目的を持って行くべきです。

上記のような「肩の治療について知りたい」でも実は不十分。

「脳卒中で上肢のBrsⅢ、手指Ⅱレベルの人に対して、
肩の夜間痛と手指の屈曲拘縮を改善するための方法が知りたい」

くらい具体的にしないと。

その上で、
調べられる範囲で事前に勉強しておくことをおすすめします。

これ、本を読むときも同じだったりします。

「自分はこの本(専門書)を読むことで何を得たいのか」
そこを明確にしないと、明日には全部忘れちゃいますよ。

目的意識を持って参加すると、
情報の入ってくる深度が劇的に変わります。

そして、行動変容を起こしやすくなる。

一番重要なポイントがここです。

行動変容を起こすために研修会に参加する

研修会に参加する前と後で何が変わったか?

この問いかけに即答できないなら、その学びに価値はない。
そう断じていいと思います。厳しいけど。

そんなに大袈裟なことじゃなくて、
目的意識を持って情報に接すれば必ず何かが変わります。

それは治療手技だったり、動作分析のポイントだったり、病気についての考え方だったり、様々です。

注意するべきなのは、モチベーションについて。
どんな研修会でも、参加すれば(たいてい)モチベーションは上がります。

でもこれは一過性であることが非常に多い。

そこを理解した上で、
行動として(思考方法として)何が変わったのかを明確に意識するべきです。

まとめ どうやって研修会を選ぶか

研修会は講師を基準に選ぶべき、
というのが僕の結論です。

「この先生から教わりたい」と思う人を見つける。
まずはそこからで良いんじゃないですかね。

医療雑誌、論文、学会のシンポジウム、専門書、先輩の話。

そういう視点で情報にアクセスしていると、
結構見つかりますよ。気になる人。

僕の場合、学びの多くは書籍が中心です。

基本的な技術と考え方さえ身についていれば、
紙面上の情報からでもある程度内容をコピーして
治療の引き出しに加えられるようになります。

ただし、
実技は紙面上で学べる範囲に限界があるので、
隔週でナイトセミナーに通ってますが。

ナイトセミナーは職場の先輩から紹介してもらいました。
僕が3年も通い続けているのは、それだけ価値があると判断したからです。

単なるHow to ではなく、治療の考え方から教えてくれる。
そんな講師に巡り会えたことが僕にとっては幸運でした。

早いうちに師匠となる先生を一人見つけて
その人から徹底的に学ぶと成長が早くなると思います。

それからもう一つ、
病院が開催している勉強会を探すというのはアリだと思います。

病院は営利企業ではないので基本的に黒字を出してはいけないことになってます。
だから必要経費と講師(アシスタント)への謝礼を元に研修費を算出している。

研修費が高いということは、
それだけ招いている講師の質が高い、ということにつながります。

まぁ全部が全部そうじゃないかもしれませんが笑

PTネットは使わなくて良い、
って書きましたけど、目的意識を持って能動的に参加するのであれば利用しても良いと思います。

ただ、本当に大事なのは
「学びたい」と思うマインドセットを作ることの方なんですよね。

でないと絶対に続かないし、
勉強会行っても復習すらしないです笑

マインドセットの作り方や僕なりの勉強方法については
また別の機会に書いてみたいと思います。

それでは、このあたりで。

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追記。

僕はもともと学習意欲のない
アンチ意識高い系のザコ療法士でした。

別にPTになりたくてなったわけじゃないし。
勉強とか全然つまんないし。
人助けとか、偽善じゃね? みたいな。

今は毎日専門書を開いて学び、
それをアウトプットする生活を続けています。

ぶっちゃけ、想像もしていませんでした。

僕が変わったのは、
学ぶことの楽しさを思い出したからです。

今の日本の学校教育では
タスク処理能力ばかり教えています。
だから勉強=つまらん、みたいになっちゃう。

でも誰だって子供の頃は目を輝かせて
「なんで?なんで?」って世界の仕組みを
知りたがったじゃないですか。

勉強=楽しい
このことを思い出せれば、
人生はもっと楽しくなります。

この記事では、僕が試行錯誤を経て
今に至る道筋がわかります。

→カラスミのプロフィール。
理学療法士の将来性に不安を感じて個人ビジネスしたら200万円の借金地獄に落ちた物語

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